札幌市西区の道路より約1.8m低い傾斜地に建てた、小さな住まいの事例をご紹介します。
敷地探しの段階から建築家と一緒に進めたことで、売れ残っていた安価な土地を活かし、限られた予算でも豊かな住まいを実現しています。
建築家と一緒に土地を探すという選択
今回の計画では、土地の購入前からご相談いただき、敷地探しから建築家と組む形で進行しました。
建物の設計と一体で土地を検討することで、一般的には敬遠されがちな「道路より低い傾斜地」も有効な選択肢となります。
実際、今回の敷地はなかなか買い手がつかず、相場よりも安価に取得できた土地でした。しかし、建築的視点で見ると、工夫次第で十分魅力的な家を建てられるポテンシャルがあると判断しました。


コストバランスを整えることで、建物の質を上げる
敷地費用を抑えられたことで、その分を建物の質や暮らしの豊かさに回すことができました。擁壁や造成工事に多額のコストをかけず、建物の基礎を土留めと一体化させることでコストを抑えつつ、道路側に駐車スペースも確保しています。


傾斜地ならではの高低差を活かし、外部からの視線を遮りつつ、開放感のある住まいを実現。道路よりも下がった敷地だからこそ、周囲の緑や空とのつながりがより身近に感じられる住空間になりました。


建築家と組むことで広がる土地選びの可能性
建築家と一緒に土地を探すことで、単に「整った土地」や「条件が良さそうに見える土地」だけでなく、「工夫次第で魅力を引き出せる土地」に目を向けることができます。
造成が必要な傾斜地や変形地など、一般的には選ばれにくい土地が割安で残っていることも少なくありません。そういった土地を建築家の視点で再評価することで、トータルコストを抑えつつ理想の住まいを実現できます。
この家の特徴
・建築家と土地探しから始めた計画
・道路より約1.8m下がった傾斜のある敷地を活かした配置
・基礎を擁壁兼用とし駐車スペースを確保
・土地費用を抑えて建物にコストを集中
・小さいながらも開放感と自然とのつながりを感じる空間
・空間や物の用途を兼用させミニマムで濃密な空間を実現
土地探しから家づくりを考えている方へ
ATELIER O2では、敷地探しの段階から設計に関わることで、その土地のポテンシャルを最大限に引き出す提案を行っています。今回のように傾斜地でも、工夫しながらコストバランスの良い家づくりが可能です。
土地探しに不安を感じている方や、他で断られたような敷地をお持ちの方も、ぜひ一度ご相談ください。可能性を見つけるところから、家づくりをはじめてみませんか?