燃費のいい家をつくるという考え方
2008年、旭川で設計した住宅「ZIGZAG」。
独立して3年目、リーマンショックの年でした。
当時、ガソリン価格が高騰し、
愛車の燃費について真剣に考えさせられたことを覚えています。
デザインは好き。でも燃費は良くない。
もし「かっこよくて、燃費も良くて、長く乗れる車」だったら、
もっと多くの人に選ばれるのではないか——
その時、ふと考えました。
住宅も同じではないか?
家にも「燃費」がある
車に燃費があるように、
実は家にも“燃費”があります。
それを数値で表すのが
**Q値(熱損失係数)**です。
Q値とは、
家全体からどれだけ熱が逃げていくかを示す指標。
壁・窓・屋根・床、そして換気による熱損失も含めて計算します。
この数値をきちんと算出すると、
・冬にどれくらい暖房エネルギーが必要か
・年間の光熱費がどれくらいになるか
・将来のエネルギー価格上昇にどれだけ耐えられるか
が見えてきます。
つまり、
安心して長く住める家かどうかを判断できるのです。
デザインと性能は両立できる
家づくりでは、つい見た目や間取りに目が向きがちです。
しかし本当に大切なのは、
・長く快適に住めること
・光熱費が安定していること
・将来のエネルギー不安に左右されにくいこと
だと考えています。
戦争や世界情勢によってエネルギー事情は常に変動します。
だからこそ、自分が設計する住宅は
“燃費の良い家”でありたいと思い、
この頃から本格的に温熱性能を学び始めました。
これから家を検討される方へ
住宅は、建てた瞬間がゴールではありません。
そこから何十年も暮らし続けるものです。
デザインだけでなく、
「この家の燃費はいくつですか?」
とぜひ聞いてみてください。
その答えを数値で説明できる設計者かどうかは、
安心して任せられるかどうかの
一つの判断基準になるはずです。
ご興味のある方は下記サイトなどご覧ください
ZIGZAGhttps://atelier-02.com/case/living/4923