ここ数年職人不足といことで現場が非常に苦労をしている。
当初は基礎業者(型枠業者)が引っ張りだこで現場がなかなか進まない
という話だったが、2年ほど前からは全般的な職人不足ということが
各方面から聞こえてくる。
2030年には住宅着工戸数が60万戸(2018年は88万戸)に減る予想らしく
今年の68%くらいまで減少するらしい。それをさらに上回るペースで大工の人数は
2030年で21万人(2015年で35万人)に減る、現時点よりおおよそ60%減となる
予想だ、すでに兆候はではじめている気がする。
これは大工の予想結果であるが、現実にはその他の職人不足もおそらく同様の傾向
なのではないかと思う。
そして建築士にもおそらくそれは当てはまるような気がする。
着工戸数が減るのであるから各業種も同様に減ることはむしろ自然なのかもしれな
いが手の良い職人が減るのは避けたい。職人不足により建築のプレハブ化が進み
手仕事を多く必要とする技術が無くなるようなことが心配である。