2016-04
所在地:旭川市
用途:クリニック
構造:鉄筋コンクリート造 外断熱工法
規模:393㎡

Photos taken by:Takashi Oosugi

敷地は旭川の幹線道路沿に位置します。
医療施設ということもあり、機能性が主に求められるがそれにプラスし、建物の温熱環境と光り、患者が待合で過ごす時間を考え設計した。
建物は幹線道路に位置することから車の騒音が考えれた。この音から少しでも安定した室内環境を得るには
重量で音を遮断するRCが最も適している、さらにRCの外断熱とすることで室内の温熱環境はより安定する。
(RC造の場合、内断熱(コンクリートの室内側で断熱)とすればコストは抑えられるが安易にそれを採用したくはなかった。理由は内断熱にすると露点が室内側のコンクリート面と室内側の断熱材面近辺となり、内部結露を誘発しカビのリスクがあるからだ、当然ながら医療施設でそれはあり得ない。)
待合室では北側にスリット窓と構造壁を設置し柔らかな光を満たす空間とし、南側はカフェを楽しみながらリラックスできる空間とした。
また、検査や消毒コーナーにも2階の吹き抜けから光を導き柔らかな自然光が降り注ぐ設計とし、患者やスタッフがリラックスできるような空間とした。

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