2018-06
所在地:南幌町
用途:モデルハウス/現在売り出し中
構造:木造(長期優良住宅・きた住まいる・BELS取得)
規模:156.52㎡
UA値:0.21w/m2k
C値:0.3㎠/㎡

Photos taken by: Ikuya Sasaki

敷地は南幌町の造成地です。
今回は弊社で初めての試みのモデルハウス(後々に販売)です。
南幌町は農業の盛んな町でかつては夕張鉄道も走っていた町です。
しかし徐々に人口は減少し鉄道は廃止され現在に至ります。
過去の航空写真を調べると碁盤の目の町の区画に対し、約45度振れたラインがこの夕張鉄道の痕跡だったのです。
この記憶に合わせ建物は敷地に対し鉄道に平行とし南面させることで日射制御を行いやすくしました。
また、角度をもった配置とすることで隣の住宅と窓が平行とならないため視界は建物の間を抜け奥行をもたらし敷地境界も曖昧になり、より屋外空間も魅力的にすることが可能です。
南幌町の農業(家型のハウス)に合わせシンプルな家型の形状とし家型をえぐり取ることにより空間で室内の日射制御を行います。
リビングはこのえぐり取られた部分のウッドデッキとつながり、内と外が反転(Inside-Out)しているかの如く曖昧な室内外空間となり、豊かな北海道の空間を室内へ取り込み、同時に屋外へと人をスムーズに導き、あたかもグランピングを楽しむような生活をしてもらえるように計画しました。
2階は1階とは異なり1階の壁面のと地面(冬は雪面)の反射光の豊かな光で空間を包み込み、天井の高さがも同様に1階とは異なり高くし空間のメリハリを際立たせました。
2階も1階と同様に、シンプルな家型をえぐり取った中間領域がより室内外を豊かにしています。
建物は非常に高性能ながらそれを逆手に空間や工法を工夫することで、新たな提案が多く詰まったモデルハウスとなっています。