お話をいただいてから2年半を経て完成しました盛岡の「湖畔の家」
北海道外でお話をいただくことは度々ありましたが、なかなかハードルが高く着工までこぎつけることが今まではできませんでしたが、ようやくこの度、完成までこぎつけることができました。
クライアントさん、施工業さんありがとうございました。
いよいよ引き渡しとなりますが、今後造園工事なども行われ建物もより豊かな表情になると思います。
今回は東北の盛岡ですが、最低気温は-10℃くらいまで下がりますので、ほぼ札幌と同じです。しかし、雪はかなり少なく積雪荷重はだいぶ楽です。ですので2階の主な居室は湖畔に向けて跳ね出し大きな庇で日射制御を行い、同じくバルコニーも大きく張り巡らし道路からの視界制御も行いました。西側は隣地で駐車場のため視界と西日を制御しながら、室内からの視界は湖畔と山並みに向けました。その結果、西側は魚(サメ)のエラの様な形態となりました。
外的要因によって決められた形態なので力強く豊かな表情ができたと思います。
また、夜にはこの壁のスリットから室内の豊かな光が漏れ周囲のランドマークになればと思います。