前回の記事では、
建築家がどのように間取りを考えているのかについて整理しました。
間取りは、
単に部屋を並べる作業ではなく、
土地や暮らし方を踏まえて考えていく必要があります。
その中でATELIER O2が大切にしているのが、
住まいづくりにおける「コンセプト」です。

今回は、
住宅設計においてコンセプトがなぜ必要なのかについて整理します。
【① コンセプトとは“見た目”の話ではない】
コンセプトという言葉を聞くと、
「デザインテーマ」や「見た目の方向性」
のように感じられることがあります。
しかし、
ATELIER O2が考えるコンセプトとは、
単なる意匠の話ではありません。
その住まいが
・何を大切にする空間なのか
・どのように暮らしたいのか
・どのような時間を過ごしたいのか
といった、
住まいの“核”となる考え方を整理するものです。
【② コンセプトがないと判断基準がぶれていく】
家づくりでは、
打合せを重ねる中で多くの選択肢が出てきます。
間取り、
素材、
色、
設備、
照明、
家具など、
その都度判断が必要になります。
この時、
軸となる考え方が無いと、
「なんとなく良さそう」
「流行っているから」
「SNSで見たから」
といった理由だけでは、
判断基準があやふやになり、
その都度考え方がぶれてしまうことがあります。
すると、
全体に統一感のない、
説得力に欠ける空間になってしまいます。
【③ コンセプトが空間全体をつなげる】
住まいにコンセプトがあることで、
一つひとつの判断に意味が生まれます。
なぜこの窓の位置なのか、

なぜこの素材なのか、

なぜこの広さなのか、

などなど。
それぞれが独立して決まるのではなく、
一つの考え方に沿って整理されることで、
空間全体に一貫性が生まれていきます。
それは、
言葉では説明しにくい
“落ち着き”や“心地よさ”にもつながっていきます。

【④ ATELIER O2の住まいづくり】
ATELIER O2では、
ご要望を整理するだけではなく、
その住まいにとって
何を大切にするべきかを一緒に考えながら、
計画を進めています。
敷地条件、
暮らし方、
将来の変化、
周囲の環境まで含めて整理し、
その住まいだけの軸を見つけていくことを
大切にしています。

【まとめ】
住まいづくりにおけるコンセプトとは、
単なるデザインテーマではありません。
その家の判断基準となり、
空間全体をつなげる軸となるものです。
見た目だけではなく、
暮らし方や価値観まで含めて整理することで、
初めてその住まいらしい空間が生まれると考えています。
ATELIER O2では、
こうしたコンセプト整理を大切にしながら、
住まいづくりを進めています。
ATELIER O2の「設計の記録」の概要は下記をご覧ください
https://atelier-02.com/case