見積もり精査の重要性 –専業の設計事務所が担う役割
建物を建てる際、設計と施工は異なる視点が求められます。特にコストの適正化には、第三者として設計の専門家が見積もりを精査することが重要です。
専業の設計事務所が見積もりをチェックする理由
設計事務所では、施工会社から提出された見積もりの仕様・コスト・数量を詳細に確認します。これにより、必要な部分には適切なコストをかけつつ、見落とされがちな細かな点までチェックを行い、コストの透明性を高めることができます。
設計と施工が一体の兼業の設計事務所はどうでしょうか?設計監理契約書を是非確認していただき、チェックがなされるのか?実際に行われたのかを確認する事をお勧めいたします。
見積もり精査で削減できるコスト
建築工事では、鉄筋やコンクリート、型枠などの数量を適正に算出することが重要です。見積もりの際に、これらの数量が適切かどうかを確認することで、無駄なコストを防ぐことができます。

過去の事例 – 0.5~1割のコスト削減
ATELIER O2で設計した多くの物件では、見積もりの精査を行うことで0.5~1割程度のコスト削減につながったケースが多々あります。建設費が高騰する中無駄な費用は当然ながら抑えたいのは施主も専業の設計事務所も同じです。
専業の設計事務所の設計費は高い?実はコスト削減に貢献
「設計事務所(専業)は設計費が高い」と思われることがありますが、実際には見積もりの精査や現場監理を通じて、コスト面でも施主に貢献できます。
さらに、専門的な知識と創造力を活かして長く快適に暮らせる建築を実現するのも設計事務所の役割です。
設計と施工、それぞれの専門性を活かした家づくり
設計と施工、それぞれの専門性を活かすことで、建主にとって納得のいく建築が可能になります。