確認を行いながら

設計真っ最中の建物、断熱性能や梁のたわみなど様々な事を確認しながら各部材を決めさらにディテールをそれらに合わせ組み上げていく。
例えば断熱性能にかかわる部材をどう組み合わせるかで建物のディテールも変わり見栄えも当然変わってる。また、構造部材にかかる荷重を考え柱や梁の位置や断面を考える、例えば基準法の梁の許容撓み量で設計すればよいわけではなく、問題が無い梁のたわみ量で設計する必要がある。
私の場合は積雪が1.5mの荷重で3~5㎜くらいのたわみ量で梁の断面や強度を考える、これは梁が下がることで建具に影響が出ないたわみ量からである。また、梁の掛け方はパッシブ換気暖房住宅には影響が出るので、たとえ構造事務所に構造計算を任せる場合でも通常はこちらである程度梁の掛け方と断面算定を行い空気の流れもある程度想定しつつ図面を渡して構造事務所の再計算となる。
さらにパース(CG)・模型等も用いての確認 等々。。。
やることが多すぎる、、、でも楽しい。。。

OPEN HOUSE

クライアントのご厚意により急遽OPEN HOUSEを行います。
(札幌市西区)
ご案内できる日時は
①―2/27(午前)-1組
②―2/28(午前)-1組
③―   午後 -13:30 1組
④―      -15:00 1組
合計4組です。
弊社で設計・監理を検討される方のみとなりますのでご了承ください。

ご希望の方はご希望の①~④をメールをお送りください
ご希望のお時間に見れる場合はこちらよりご記入していただきたい事項等をお送りし
ご返信いただけた方には地図をお送りいたします。

la qualite

先日雑誌の撮影で「la quqlite」宅へお邪魔しました。
クライアントさんとの出会いですが、以前弊社で設計監理を行った物件のクライアントさんとお知り合いでその家に遊びに行った際に、家の雰囲気を気に入っていただきお声がけしていただきました。
今回はマンションリフォームでしたが基本は新築と同じです、新築と違うところはすでに器が決められておりその器をどのように生かすか?です、新築でも土地という器がありその制約の中で作るわけですから若干異なるものの大きな違いはありません。ただ、マンションですので工事をする際には搬入経路やお住まいの他の方々のことも考えなければならない等の制約もあります。
今回はマンションの高層部にお住まいで、エレベーターも少々狭かったものですから、ドアや製作家具などの大きさを設計段階から考える必要がありました。家具はある程度の大きさで分割できるサイズ。建具はジョイントできるデザインとディテールで考え極力天井までや幅広のサイズとし空間を広く見せれる様に考えました。
また、素材もフローリングはマンションの下階への音の考慮から、使えるものはクッション付きで防音性の制限もあり通常であればいかにも合板フローリングの工業製品となってしまいがちですが、なるべく無垢材に近いものを選びました。さらにその他の素材もなるべく表情を持たせたものを各所にちりばめて設計をしました。
お住まいのクライアントさんですが、設計で表情を持たせた素材を生かす様に置く物はシンプルでかわいらしいデザインのものを丁寧に選び、空間に少しづつ配置してくれております。

雑誌の発売が分かりましたらお知らせいたしますので、よろしければご購入の上ご覧ください。また、その後にホームページでも写真をアップ予定ですので、ご期待下さい!

強度試験報告書

盛岡の「湖畔の家」の基礎工事も大詰めとなってきました。
1月末にコンクリートの打設を行いその後温度管理を1週間行っていただきました。
毎晩現場の型枠の表面温度を放射温度計にて測定して送っていただいております。
遠くの現場ですので私もいつも以上に現場には多くの注文をつけてしまっているわけですが、これもクライアントの建物の品質を得るためですのでご了承ください。

無事、初期強度も出ましたので脱枠作業に入ります。
ジョイホームさんの管理のもと良い建物が出来ると思いますので引き続き関係者の皆様よろしくお願い致します。
※クライアントさんも私と同じ「崇さん」です。

受け入れ検査

札幌は2月に入り大雪の連発となっています、札幌の現場は足場も取れ一安心。
岩手県盛岡市の「湖畔の家」の現場の基礎工事も大詰めとなってまいりました。
計画の依頼をいただいて遠方の場合に私がやることの1つは、その地方の気候について知ることです。方法としてはその地方の気象台のホームページにアクセスし年間の気温、風向き(卓越風等)、降雪量、降雨量を調べることです。
今回依頼をいただいた際に上記の様なことを調べたわけですが、盛岡は比較的札幌に近い気温で降雪量は北海道で言えば伊達の様な雰囲気。。。なんとなく北海道の方はお分かり?と思います。
ザックリ言うと、本州なのに冬の寒さは厳しく雪は少ない場所です。
クライアントの要望にもあったわけですが当然ながら断熱仕様はこのような気温ですので北海道仕様です。かといってまるっきりいつも通りとはなかなかいきません。
施工業者さんのいつものやり方も取り入れつつ、本州の気候に合わせた換気方式としつつ設計をしています。
さて、盛岡の現場ですがいよいよ布コン打設です。
コンクリートの受け入れ検査の写真が送られてきました。

冬期のコンクリートは非常に気を使います、受け入れ試験で基準となるコンクリートの状態を確認しその後温度管理を徹底していただかなければ設計強度が得れなくなってしまいます。
現場も大変と思いますがジョイホームさん引き続きお願いします。

西区の住宅の現場進行状況

今年は平年よりだいぶ雪が少なく現場はだいぶ助かっています。
いよいよ2月となり月末に引き渡し予定の現場です。

現場監督のマッチャンがサクッと工事状況を送ってくれます。
いつもながら現場の進捗状況と仕上げや納まり状況が分かりありがたい。
引き渡しに向けて引き続きお願いします!

痒いところに手が届く

札幌市西区の現場報告です。
現場の外壁もほぼ終わりぐるりと一周
鎧張りとなれば目地にサッシなどを合わせたくなるのが設計者。
矩計の段階で割り付けを行い、窓まぐさもプレカットに伝えいざ現場となるわけですが
働き幅が1mm長くなれば上部では数センチ伸びるんですからと、、、
ブツブツ言う職人さんを説得しながらもビシッと合わせてくれる頼もしい現場です。
図面で見えない箇所の板金のつかみも合わせておきましたよっ、これでいいんでしょっ!と(笑)

頼れる二人 ↑ 引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます <(_ _)>

気密検査

新年明けましておめでとうございます。
ATELIER O2は今年も皆さんが喜んでいただける様な設計と監理を行っていきます。
どうぞ引き続きよろしくお願い致します!
さて、新年初のブログですが仕事はじめ早々に西区の家の気密測定を行いました。
西区のこの住宅ですが、株式会社リノアの松澤氏が助っ人で現場管理に入っております。
松澤さん(マッチャン)ですが南幌のモデルハウスからのお付き合いですので、かれこれ3年のお付き合いになるでしょうか???現場だけではなくその他の勉強会でもチョクチョクお付き合いさせていただいておりますので、お互い痒いところが分かる様な仲です(勝手ながらそのようなに理解しています)。
ですので気になる部分はこちらから電話する前に現場写真が送られてきてこれでいいでしょ?という感じです(笑)

頼れる男です!
いよいよ仕上げ工事になりますので引き続きどうぞよろしくお願いします。

嬉しいお便り2

12月の初旬に北大と国の研究機関や医療研究者の方々が「le eaves 」
の見学を行いました。
建物は札幌版次世代住宅のハイレベルUa値=0.21の建物です。
Ua値が0.21とはどのような建物か?というとザックとした表現になりますが
16KGの密度のグラスウールでいうと壁の断熱は350㎜くらいのイメージです。
もう少し良い24KGの密度のグラスウールでいうと300㎜くらい壁にグラスウールが
入っている様なイメージをしていただけると分かりやすいかも知れません。
さらにパッシブ換気暖房 (機械換気を行わず24時間換気を暖房期間に浮力による
重力換気で行っています)でデマンド型の換気(湿度による換気)を
おこなっていますので冬でも程よい湿度と心地よい空気感です。
すでに暖かく結露をしない住宅は当たり前になりつつある北海道の住宅ですが、
次は空気感(空気質)や室温の揺らぎをあえて作りながらも
心地よい住宅をどのように作るかになってきている気がします。

この家にお住いのクライアントさんから嬉しいお便りが来ました。

引っ越してから初めてのクリスマスを迎えました。
子供たちも大はしゃぎしていました。
写真を撮っていて再確認しました。
「先生に設計をお願いして良かったな~」ってですね。
たまに夫婦でもお酒を飲みながらそのような話をします。(笑)

春の外構工事後に写真撮影を行う予定です!

宮の沢の住宅~現場状況

外壁工事が始まった宮の沢の住宅、外壁を1枚づつ張り上げ非常に手間がかかっていますが、いい感じに仕上がってきております。
年末にお子さんが産まれ、なかなか現場に来れなかったクライアントさんを案内しながら室内も案内させていただきました。終始嬉しそうなクライアントさんご夫婦とお母さん。小さな暖房器具1台で室内はポカポカなことに驚いておりました。
また、整理整頓され整った現場は気持ちが良いですね。
今回は晃和住宅さん施工で管理はリノアの松澤氏です。
南幌のモデルからお付き合いしている松澤氏が今回は外注で管理に入っており心強い!
南幌と同じく外側がメインの断熱としているため軸間が付加断熱的な考えです、ですのであるはずの気密フィルムが室内側には見えてきません。
色々なコラボでその現場に合わせた工法でできるのが北海道独特ではないでしょうか。